AdoもYOASOBIも…ネット発ヒット曲の共通点”丸の内進行”とは?

Ado「うっせぇわ」やYOASOBI「夜に駆ける」など、
近年のヒットチャートをにぎわせている楽曲には、
特有の”ある共通点”があります。

今回は、そんなヒット曲たちを
コード進行の観点から分析していきたいと思います。

目次

丸の内進行とは

椎名林檎の「丸の内サディスティック」で使われ有名になったことから、
「丸の内進行」または「丸サ進行」と呼ばれ、親しまれているコード進行です。

手っ取り早くオシャレ感が出せることから、
J-POPに限らず世界中で特にR&B系の楽曲でよく使われる進行です。

「Just The Two Of Us進行」と呼ぶ場合もありますが、
長いので今回は丸の内進行で統一します。

丸の内進行
|F  |E  |Am  |C  |
|Ⅳ | |Ⅵm |Ⅰ |

ポイントは何といっても2小節目のEです。
次のAmに対してのセカンダリードミナントであり、
絶妙な哀愁を感じさせてくれます。

くわしくは以下の記事で解説しています。

個人的に一時期ドハマりしていたm-floの「been so long」は、
なんと最初から最後までこの進行です。

それでも曲として成立してしまうのがこの進行の魅力です。

れれれPにおける丸の内進行

私れれれPの曲では「ヘタ恋歌」のサビ
“ボクのせいでスミマセン…どうしよう”や、

「ツンデ恋歌」のサビ“しつこくつきまとって”
などで使われています。

オシャレ感を出すというよりは、
王道進行が続いてマンネリ化してしまうのを防ぐ目的
使っていたように思います。

×王道→王道→王道→王道

〇王道→丸の内→王道→の内

ネット上での異常な人気

ここからが本題です。

最初に例として挙げた2曲に限らず、近年のネット音楽シーンにおいて、
この丸の内進行は「使われすぎ」と言っていいほど多用されています。

この現象について、
非常に秀逸な記事がありましたので紹介させてください。

ボカロ曲っぽさの特徴の一つとしてまず丸の内進行があり、
若い世代へ徐々に浸透していった結果、
YOASOBIをはじめとするVOCALOIDを用いない楽曲でも
使われるようになったのでは?と推測します。

ボカロ曲を聴いて育ってきた世代が創作する側となり、
現在のネット音楽シーンを牽引していると考えると、
不自然ではないように思います。

YOASOBIにおける丸の内進行

以前こんな記事を投稿しました。

“たったひとつの~”と書いておいて今さらアレですが、
実際にはもうひとつあります。

それがズバリ…
今回紹介してきた「丸の内進行」です!

対象曲・分析方法は前回とまったく同じ。
使用箇所は省略して結果だけ述べますと、
「ハルカ」以外のすべての楽曲で丸の内進行が使われていました。

<備考>
Ⅰの前にⅤmを置きツーファイブ化するパターンや、
Ⅳを代理コードのⅡmに置き換えるパターン等も
丸の内進行とみなしてカウントしました。

Ayase氏の使い方は私と同じように、メインで使うというより、
“王道進行のマンネリ防止”として使っているように見受けられました。
「夜に駆ける」のサビがまさにそうですね。

Ayase氏のメインは間違いなく王道進行でしょう。

まとめ

このサイトでは王道進行の話をする機会が割と多かったのですが、
トレンド的に今キているのは完全に丸の内進行です。

いつかは記事にしなければと思っていたところ、
YOASOBIの記事がアクセスを集めたので、
それに絡めて今回書いてみました。

丸の内進行は、王道進行同様、
非常に使いやすい便利なコード進行
です。

今っぽい曲が書いてみたくなった時…、
いい感じのメロディが思い浮かばない時…、

一度使ってみてはいかがでしょうか?

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