同人CDを手軽かつ安価に作る方法として「手焼きCD」というものがあります。
手焼きCD最大のメリットは、パソコンとプリンターさえあれば自宅でも作ることができる点!
また、業者に依頼するプレスやコピーのように納期が存在しないため、急遽作らなければならなくなった場合にも有効です。
今回はその前編として、手焼きCD作りに必要な材料についてくわしく解説していきます!


必要な材料
CD-R

CD-Rには大きく分けて「音楽用」「データ用」の2種類があります。
音楽用は「私的録音補償金」が価格に含まれており、データ用に比べてやや割高です。それ以外の違い(音楽用だから音が良い等)はありませんので、どちらを選んでも問題ありません。
ケース

ケースは、プラスチック製の「10mmジュエルケース」と「5mmスリムケース」の2種類が主流です。
10mmジュエルケースは、一般流通しているCDと同じタイプ。
一方、5mmスリムケースは、半分の厚みでカラーバリエーションが豊富なのが特徴。
無料で配布する場合等は、より安価な不織布ケースでもよいでしょう
ジャケット用紙
ジャケットは、コクヨ・エレコム・サンワサプライなどから発売されている専用の用紙を使うと便利です。
これらは、ピッタリの寸法であらかじめミシン目が入っているため、面倒な裁断を行う必要がありません!
「10mmジュエルケース」を使用する場合は、ジャケットだけでなく裏面のバックインレイも用意するとクオリティアップにつながります!
OPP袋
OPP袋は、完成したCDを包装するための袋です。
安いものだと静電気が発生し作業がしづらいため、ヘイコー製のものをオススメします。
必要な機器
パソコン

パソコンはデスクトップでもノートでも構いません。ただし、CDにデータを書き込むためのディスクドライブが搭載されている必要があります!
もしドライブが搭載されていない場合は、外付けのディスクドライブを接続することで対応できます。今回の用途ではBlu-rayなどの上位機能は不要なので、下記のような3,000円前後のCD/DVDのみ対応モデルでOKです。
プリンター

ジャケット印刷だけなら、ごく一般的なインクジェットプリンターでOKです。ただし、CD盤面(レーベル)に印刷を行いたい場合は、レーベル印刷に対応した製品を選びましょう。
必要なデータ
楽曲データ
手焼きCDはプレスCDとは製造方法が異なるため、マスターディスクは不要ですが、マスタリングは必須です。マスタリング済の44.1kHz/16bitで書き出されたWAVファイルを全曲分用意しましょう。
印刷データ
ジャケット用紙やCD盤面(レーベル)に印刷するためには、その用紙に対応した専用ソフトで印刷データを作る必要があります。下記はその一例です。
まとめ
以上で手焼きCDの製作に必要な材料はすべて揃いました!
長くなったので、実際の作業手順は次回の記事でお伝えしていこうと思います!


