脱手焼きCD!小ロット同人CDの賢い作り方!

プレスでCDを作って大量に在庫を抱えてしまった経験はありませんか?

この記事では頒布数の少ないサークル向けに、小ロットの同人CDを安価かつ高品質に制作するための方法をご紹介します!

プレス業者の「CDコピープラン」や、格安印刷業者を活用して、節約しながら質の高いCDを作っていきましょう!

同人CDのより詳しい作り方はコチラの記事で!

目次

同人でプレスCDを作るハードル

私たちが普段目にするCDの大部分は、台湾をはじめとする海外のプレス工場で製造されています。

「お店に並んでいるようなクオリティのCDを作りたい!」という夢は、同人ミュージシャンであれば誰もが持っていると思います。しかし、本来プレス工場は数万~数十万枚ものCDを作るための工場であり、数百枚作れればいい同人には向いていません

たとえば、ディスクのみを海外プレスした場合(バルク)を考えてみましょう。この場合、多くの業者で1000枚までは同じ料金です。つまり、生産枚数が1000枚を下回ると割高(単価が高い)になってしまうということです。かといって、需要を無視して1000枚発注してしまうと大量の在庫を抱えてしまいかねません(実際抱えた経験があります)。

それでも一昔前に比べればプレスの相場はかなり安くなりました。しかし、実際にはこれにブックレットやバックインレイ等、紙の印刷物の料金が上乗せされていくわけですから、在庫リスクと料金の高さがネックとなってプレスをためらってしまう方も少なくないのではないでしょうか。

手焼きCDのデメリット

手焼きCD例:2012年「ぼくらのハートビート」

同人CDを作る手段として、自宅のPCやプリンターを使った「手焼きCD」というものがあります。低コストで作るという観点で言えばこれに勝るものはありませんが、これにもいくつか問題点があります。

ディスクの書き込みエラーが発生する可能性
・購入者の環境でディスクが再生できない可能性
・家庭用プリンターを使うため印刷品質が低い
手間も時間もかかるetc

【結論】CDコピーの完パケプランを利用せよ!

コピーCD例:2013年「ラクガキノート」

ここまで見てきた、プレスと手焼きのデメリットを克服するもっとも簡単な方法は、「CDコピー」を利用することです。

CDコピーとは、デュプリケーターと呼ばれる専用の機械を使って1枚ずつコピーしていく方式のことです。プレス工場のような大がかりな設備を必要としないため導入している業者も多く、料金が安価です。これを利用することで、品質を担保しながら小ロットでも単価を下げることが可能となります。

CDコピー完パケプランの料金例

それでは、CDコピーの具体的な料金を見ていきましょう。
ここで紹介するのは、すべて私が過去に依頼したことのある業者さんです。

業者例:オリジン

 50枚100枚
CD+5mmケース+2P¥10,470¥17,760
CD+10mmケース+2P+インレイ¥17,150¥27,710

業者例:テックトランス

 50枚100枚
CD+5mmケース+2P¥11,700¥23,400
CD+10mmケース+2P+インレイ¥16,100¥30,200

もし「CD+5mmケース+2P」の仕様で海外プレスしたとすると、100枚で5万円くらいかかりますから、かなりの節約効果ですね。

【発展】別業者&セルフ組立でもっと安く!

セルフ例:2021年「PIANISSIMO EP」

ここまでは完成品が届くCDコピーの完パケプランについての解説でした。プレスと比べてかなり価格を抑えられることは分かっていただけたと思います。

つづいてご紹介するのは、① CDと印刷物を別業者に発注 → ② Amazon等でケースとOPP袋を購入 → ③ 自分で組立&包装という方法です。この方法を使うことで、品質を保持しつつ極限までコストを下げることが可能となります!

手間のかかる方法なので万人にオススメできる内容ではありませんが、安価に同人CDを制作するテクニックのひとつとしてご紹介しておきます。

CDコピー&盤面印刷の料金例

まず、さきほどのプレス業者にCDのコピーと盤面印刷だけを発注します。

業者例:オリジン

 50枚100枚
コピー&盤面フルカラー¥4,750¥9,200
コピー&盤面黒テキスト¥4,000¥7,700

業者例:テックトランス

 50枚100枚
コピー&盤面フルカラー¥5,900¥11,800
コピー&盤面ポイント¥4,450¥8,900

ジャケット2P

つづいて、ジャケットやバックインレイなどの印刷物をさきほどとは別の業者に発注します。

業者例:プリントパック

小型フライヤー印刷 8営業日以内発送
CDサイズスクエア型 用紙おまかせ

 50枚100枚
両面フルカラー¥1,455¥1,628
片面フルカラー¥773¥864

紙の印刷物はプリントパックがとてつもなく安いです。業界最安値ではないでしょうか。ジャケットサイズ(12cm四方)のプランがあるので素直にこれを利用します。

業者例:プリントパック

チラシ・フライヤー印刷 7営業日以内発送
B6変形 コート135kg

 100枚
両面フルカラー¥1,310
片面フルカラー¥910

B6サイズの紙を12cm四方に裁断してもらい(裁断料金は無料)、ジャケットとして使うこともできます。

通常、ジャケットはコート紙135kgで作られています。さきほどのプランは用紙が選べないため、こだわる場合はこちらがいいでしょう(100枚以下はオンデマンド印刷となり、かえって高くなるため割愛しています)。

ジャケット4P

用紙サイズをB5変形(12cm×24cm)にして2つ折りにすると、4Pジャケットが作れます。

歌詞やクレジットを入れるとなるとある程度のスペースが必要なので、2Pより現実的かなと思います。最近(2018~)の私のシングルは毎回この仕様で発注しています。

バックインレイ

バックインレイとは、CDケース裏側の曲順などが書かれている紙のことです。

業者例:プリントパック

チラシ・フライヤー印刷 7営業日以内発送
B6変形 コート135kg

 100枚
両面フルカラー¥1,310
片面フルカラー¥910
上記価格に+¥1,100 (ミシン目2本)

シングルならバックインレイは無くても問題ないでしょう。しかし、アルバムで頒布価格が¥1,000を超える場合は見た目が安っぽくなってしまう可能性があるため、用意することをオススメします。

ミシン目2本の加工が必要となり追加料金がかかります(画像参照)。

ちなみに、ディスクに曲順を印刷してこのようにケースにセットすれば、バックインレイを省くことも可能です(画像参照)。

CDケース

 50枚100枚
10mmジュエル¥2,480¥3,560
5mmスリム¥973¥1,982

商業も同人も主流は10mmジュエルケースです。

厚みをどうするかはさきほど同様で頒布価格に左右されますが、アルバムなら迷わず10mm、シングルならどちらもアリです。

色は3種類(透明・白・黒)が基本です。透明がもっとも使用されていますが、ジャケットや盤面など総合的なデザインの兼ね合いで決まります。

OPP袋

組み上がったCDを包装するための袋です。あまりにも安いものだと静電気が発生し作業がしづらいため、ヘイコー製のものをオススメします。

完パケ VS 手作り コスト比較

さて、果たしてどれだけ安くなったのでしょうか。

まず「CD+5mmケース+ジャケット2P」の仕様を完パケを業者発注した場合自分で作った場合の比較です(※消費税や送料は含まない)。

50枚で約3,000円、100枚で約5,000円程度安くなりました。

 50枚100枚
オリジンで完パケ¥10,470¥17,760
自分で組立・包装¥7,460¥12,919

 次に「CD+10mmケース+ジャケット2P+バックインレイ」の比較です。

50枚で約7,000円、100枚で約12,000円程度安くなりました。

 50枚100枚
オリジンで完パケ¥17,150¥27,710
自分で組立・包装¥10,277¥15,807

まとめ

プレスをコピーに切り替えることでコストを抑えられる
自分で組立と包装を行うことでさらに抑えられる

いかがだったでしょうか?

ここでご紹介した方法はあくまで一例ですので、いろいろと工夫してみてください!
面倒くさそうに思われる組立作業もやってみると意外と楽しいですよ。

本記事が少しでもみなさまのお役に立てば幸いですm(__)m

同人CDのより詳しい作り方はコチラの記事で!

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