プレスでCDを作って大量に在庫を抱えてしまった経験はありませんか?この記事では頒布数の少ないサークル向けに、小ロットの同人CDを安価かつ高品質に制作するための方法をご紹介します!
プレス業者の「コピーCDプラン」や、格安印刷業者などを活用して、節約しながら質の高いCDを作っていきましょう!

同人でプレスCDを作るハードル
私たちが普段目にするCDの大部分は、台湾をはじめとする海外のプレス工場で製造されています。しかし、本来プレス工場は数万枚のCDを作るための工場であり、同人のような小ロット生産に向いていません。
たとえば、ディスクだけを海外プレスした場合を考えてみましょう。この場合、多くの業者で1000枚までは料金がほぼ変わりません。500枚だと料金が半分になるということはありません。かといって、需要を無視して1000枚発注してしまうと大量の在庫を抱えてしまいかねません。

プレスCDの相場は、一昔前に比べればかなり安くなりました。しかし、実際にはこれにブックレットやバックインレイ、帯など、紙の印刷物の料金が上乗せされていくため、最終的に10万円を超えることも珍しくありません。売上でそれがペイできるのであればまったく問題ありませんが、何枚売れるかは実際に頒布してみるまで誰にも分かりません。
このように、在庫リスクやプレス代がネックとなり、プレスをためらってしまう方も少なくないのではないでしょうか。

手焼きCDのデメリット

同人CDを作る手段として、自宅のPCやプリンターを使った「手焼きCD」というものがあります。低コストかつ短期間で作ることができるというメリットはありますが、これにもいくつか問題点があります。下記はその一例です。
- ディスクの書き込みエラーが発生する可能性
- 購入者の環境でディスクが再生できない可能性
- 家庭用プリンターを使うため印刷品質が低い など

【結論】コピーCDの完パケプランを利用せよ!

ここまで見てきた、プレスと手焼きのデメリットを克服するもっとも簡単な方法は、「コピーCD」を利用することです。
コピーCDとは、デュプリケーターと呼ばれる専用の機械を使って1枚ずつコピーしていく方式のことです。プレス工場のような大がかりな設備を必要としないため、導入している業者も多く料金が安価です。
これを利用することで、品質を担保しながら小ロットでも単価を下げることが可能となります。
コピーCD完パケプランの料金例
それでは、コピーCDの具体的な料金を見ていきましょう!ここで紹介するのは、すべて私が過去に依頼したことのある業者さんです。
業者例:オリジン
50枚 | 100枚 | |
CD+5mmケース+2P | ¥13,277 | ¥23,056 |
CD+10mmケース+2P+インレイ | ¥19,701 | ¥33,723 |
業者例:テックトランス
50枚 | 100枚 | |
CD+5mmケース+2P | ¥15,543 | ¥31,075 |
CD+10mmケース+2P+インレイ | ¥21,714 | ¥40,513 |
【発展】別業者&セルフ組立でもっと安く!

ここまでは完成品が届くコピーCDの完パケプランについての解説でした。プレスと比べてかなり価格を抑えられることは分かっていただけたと思います。
つづいてご紹介するのは、品質を保持しつつ極限までコストを下げる方法です。手間のかかる方法なので万人にオススメできる内容ではありませんが、安価に同人CDを制作するテクニックのひとつとしてご紹介しておきます。
- ① CDと印刷物を別業者に発注
- ② Amazon等でケースとOPP袋を購入
- ③ 自分で組立&包装

私は基本的にこの方法で同人CDを作っています!
コピーCD&盤面印刷の料金例
まず、さきほどのプレス業者にCDのコピーと盤面印刷だけを発注します。
業者例:オリジン
50枚 | 100枚 | |
コピー&盤面フルカラー | ¥6,300 | ¥12,300 |
コピー&盤面黒テキスト | ¥5,200 | ¥10,100 |
業者例:テックトランス
50枚 | 100枚 | |
コピー&盤面フルカラー | ¥8,569 | ¥17,138 |
コピー&盤面ポイント | ¥6,468 | ¥12,925 |
ジャケット2P


つづいて、ジャケットやバックインレイなどの印刷物をさきほどとは別の業者に発注します。紙の印刷物はプリントパックがとてつもなく安いです。おそらく業界最安値ではないでしょうか。ジャケットサイズ(12cm四方)のプランがあるのでこれを利用します。
50枚 | 100枚 | |
両面フルカラー | ¥1,680 | ¥1,870 |
片面フルカラー | ¥890 | ¥990 |
ジャケット4P


用紙サイズをB5変形(12cm×24cm)にして2つ折りにすると4Pジャケットも作れます。歌詞やクレジットを入れるとなるとある程度のスペースが必要なので、4Pの方が現実的かなと思います。上の画像は表面で、裏側に歌詞やクレジットが記載されています。
100枚 | |
両面フルカラー | ¥2,320 |
片面フルカラー | ¥1,560 |
印刷は同じくプリントパックの「チラシ・フライヤー印刷」を利用します。用紙は光沢紙(コート紙)で、厚みは厚め(135kg)を選択してください。2つ折り加工はオプションで+660円(税込)です。自分で折る場合はもちろん0円です。
バックインレイ


バックインレイとは、CDケース裏側の曲順などが書かれている紙のことです。シングルなら無くてもOKですが、アルバムの場合は見栄えを良くするためにも用意することをオススメします。
100枚 | |
両面フルカラー | ¥2,320+¥1,100 |
片面フルカラー | ¥1,560+¥1,100 |
印刷は同じくプリントパックの「チラシ・フライヤー印刷」を利用します。用紙は光沢紙(コート紙)で、厚みは厚め(135kg)を選択してください。ミシン目2本の加工が必要となり追加料金+1,100円(税込)がかかります。


CDケース
50枚 | 100枚 | |
10mmジュエル | ¥3,180 | ¥5,980 |
5mmスリム | ¥1,690 | ¥2,800 |
商業CDも同人CDも主流は10mmジュエルケースです。アルバムなら迷わず10mm、シングルなら5mmもアリです。
色は3種類(透明・白・黒)が基本です。透明がもっとも使用されていますが、ジャケットや盤面など総合的なデザインを考慮して決めましょう。
OPP袋
組み上がったCDを包装するための袋です。静電気が発生しづらいヘイコー製のものをオススメします。
高くなりますが、キャラメル包装やシュリンク包装という方法もあります。




まとめ
いかがだったでしょうか?小ロットの同人CDを安く制作する方法についての解説記事でした。
- プレスをコピーに切り替えることでコストを抑えられる
- 自分で組立と包装を行うことでさらに抑えられる
ここでご紹介した方法はあくまで一例ですので、いろいろと工夫してみてください!面倒くさそうに思われる組立作業もやってみると意外と楽しいですよ。
本記事が少しでもみなさまのお役に立てば幸いですm(__)m



