底値プレスで“早く安く”同人CDを作ってみた!

当サークルL3Projectでは、夏に新譜を発行するのが恒例となっています。これまで様々なプレス業者に発注をしてきましたが、今年は初めてとなる「底値プレス」さん(以下敬称略)にお願いをしました。

この記事では、底値プレスに決めた理由、発注から生産開始までの流れ、現物が届くまでの日数など、実際に注文して分かった内容をレポートしたいと思います!

目次

底値プレスとは

底値プレスは株式会社ツカモトデジタルが運営するCD/DVDのプレスサービス。最大の特徴は納期の短さです。たとえば、バルクなら最速で5~6日後、完パケは10~11日後に完成品が届くイメージです。

一般的なプレス業者の場合、バルクでも完パケでも2週間程度かかるのが普通。ここまで短納期な業者は他にないのではないでしょうか(※at greenもわりと短納期)。これが今回私が底値プレスに決めた最大の理由です。

バルク&セルフ組立で安く

バルクCD300枚と予備10枚

とにかく時間がなかったので、完パケではなくバルクで発注しました。プレス代は300枚で¥33,500(税込)。盤面は今回シルク印刷で作りましたがオフセット印刷も可能です。

ブックレット等の印刷物は三創印刷(ジャケット3点セット6P)で¥27,200(税込)、ジュエルケースとOPP袋はAmazonで調達。組立と包装は自分で行い、合計7万円以内で作ることができました。

余談:三創印刷がスゴい

6Pブックレット・帯・バックインレイ

この三創印刷という印刷会社も今回初めて頼んでみたのですが、オフセット印刷でこの価格は驚異的と言うほかありません。一般的な業者なら4~5万円くらいするのではないでしょうか。

しかも、液体ラミネートというPP加工みたいなコーティングも格安だったので、ジャケ/インレイ/帯すべての片面にこの加工を施しました。結果的に高級感のある美しい印刷物に仕上がり、非常に満足しています。

入稿から到着まで

8/1(木)に①DDPデータと②盤面のデザインデータを入稿して生産が始まりました。ちなみにマスターデータはCD-R入稿よりも、音質変化や配達事故のないDDP入稿が圧倒的にオススメです。

底値プレスではCD-RやDDPのほかWAV入稿も可能です。通常DDPデータの作成にはWaveLabなどの専用ソフトが必要ですが、WAV入稿ならマスタリングの終わったWAVEデータを送るだけなので便利ですね。

8/7(水)に台北のプレス工場から発送され、8/10(土)に受け取りました。土日を挟んでいたり工場の繁忙期等で通常より日数がかかったようですが、コミケ時期にこの早さは十分ありがたいです。

台北から日本(関西国際空港)までの配送はUPS、関空から愛知の自宅までの配送はヤマト運輸で行われました。このあたりのくわしい話は以下の記事でまとめていますのでご覧ください。

今回はUPSでしたが、FedExの場合もある(荷物の重量によって変わる)ようです。また、ヤマト運輸に引き継がれずUPSやFedExが自身で配達することもあるみたいです。

受取時に輸入消費税の支払いが必要

関税は0 消費税は2,600円

UPSによる荷物の輸入は、受取時に関税や消費税を現金で支払う必要があります。ただ、CDは無税なので、支払うのは輸入消費税(2,600円)のみでした。

輸入消費税(10%)は、内国消費税(7.8%)と地方消費税(2.2%)に分けて計算し、それぞれの100円未満を切り捨てた合計額です。以下がその計算式です。

内国消費税(7.8%):33,500×0.078=2,613
地方消費税(2.2%):33,500×0.022=73.7
2,600+0=2,600

まとめ

というわけで、底値プレスで実際にCDを作ってみたレポート記事でした!

当サイトでは、このほかにも同人CDに関する様々な記事を掲載していますので、ぜひご覧くださいm(__)m

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