【実機】UREI 1176系 クローンコンプレッサーまとめ!

レコーディングあるいはミキシングにおける定番コンプレッサーとして、長年頂点に君臨し続ける「UREI 1176」

独特のサチュレーションやアタックタイムの速さは唯一無二であり、1968年の登場から半世紀以上経った現在でも、世界中のありとあらゆる楽曲に使用されています。

さて、その人気ゆえ1176にはとても多くのクローン(レプリカ)がハード(実機)・ソフト(プラグイン)ともに存在するわけですが、今回はハードウェアに絞ってご紹介したいと思います。

アナログでしか得られないサウンドで、楽曲のレベルを底上げしましょう!

目次

Universal Audio / 1176LN

  • 参考価格(税込) ¥352,000

現在入手できる1176系コンプの中で、もっともオリジナルに近く信頼性の高いモデルが、Universal Audio製の1176LN Classic Limiting Amplifierです。

多くのレコーディングスタジオで採用されている1176系コンプのスタンダードであり、1999年から20年以上に渡って販売されているUniversal Audioを代表する製品でもあります。

WESAUDIO / Beta76

  • 参考価格(税込) ¥206,800

WESAUDIO「Beta76」は、モダン/ヴィンテージ切替という独自の機能が搭載されたモデル。

トランスを通ったガッツあるサウンドと、トランスレスのクリアなサウンドの両方を曲に応じて選ぶことができ、表現の幅が広がることでしょう。

概要

・完全ディスクリート回路設計
・クラスA回路設計
・Carnhill製入力トランス
・モダン/ビンテージ・モード
・サイドチェイン
・ステレオリンク
・トゥルーバイパス

技術仕様

・アタック:20uS~800uS
・リリース:50mS~1100mS
・レシオ:4:1、8:1、12:1、20:1
・電圧:115V、230V

Purple Audio / MC77

  • 参考価格(税込) ¥258,000

1997年に「MC76」というクローンモデルの製造を開始したPurple Audio。これにサイドチェイン機能やステレオリンクボタンを加えたのが「MC77」です。

最近では、Plugin Allianceによってプラグイン化されたことでも話題になりました。

概要

・完全ディスクリート回路設計
・サイドチェイン
・ステレオリンク
・トゥルーバイパス

技術仕様


・アタック:20uS~800uS
・リリース:50mS~1100mS
・レシオ:4:1、8:1、12:1、20:1
・電圧:115V、230V

Black Lion Audio / BLUEY

  • 参考価格(税込) ¥121,000

Black Lion Audio「BLUEY」は、著名なミキシングエンジニアであるクリス・ロード・アルジ氏所有の「1176 Blue Stripe」を製品化したモデル。

COMP MIXツマミでDRY/WETが調節でき、アナログではなにかと面倒な「パラレルコンプ」が簡単に行えます。

概要

・完全ディスクリート回路設計
・スルー・ホール・コンポーネント
・ポリエステル・コンデンサー
・オリジナルのUTCトランスをCineMagでリメイク
・ウェット/ドライミックス
・ステレオリンク

技術仕様

・アタック:20uS~800uS
・リリース:50mS~1200mS
・レシオ:4:1、8:1、12:1、20:1
・電圧:115V、230V

Black Lion Audio / SEVENTEEN

  • 参考価格(税込) ¥99,000

引き続きBlack Lion Audioから紹介。「SEVENTEEN」は、プロオーディオ界の重鎮トバイアス・リンデル氏と共同で開発されたモデル。

上述のCOMP MIXに加え、サイドチェイン機能や100Hzハイパスフィルター、10kHzローパスフィルターを搭載。

概要

・改良および再設計されたICベースのフロントエンド
・シカゴ製カスタムデザイン出力トランス
・ニチコン製ハイグレードコンデンサーを採用
・サイドチェイン
・ハイパス/ローパス・フィルター
・ウェット/ドライミックス
・ステレオリンク

技術仕様

・アタック:20uS~800uS
・リリース:50mS~800mS
・レシオ:4:1、8:1、12:1、20:1
・電圧:115V、230V

WARM AUDIO / WA76

  • 参考価格(税込) ¥85,800

WARM AUDIO「WA76 」は、オリジナルに引けを取らないサウンドをアマチュアにも手が届きやすい価格で実現したモデル。

入出力トランスには、オリジナルと同じCineMag製トランスを採用。

概要

・米国製CineMag入出力トランス
・完全ディスクリート回路設計
・有名な「全押し」レシオ設定が可能
・超高速のアタックタイム
・クラスAライン出力

技術仕様

・アタック:20uS~800uS
・リリース:50mS~1000mS
・レシオ:4:1、8:1、12:1、20:1
・電圧:115V

KLARK TEKNIK / 76-KT

  • 参考価格(税込) ¥39,820

KLARK TEKNIK「76-KT」は、MIDAS製高品質入出力トランスを搭載しながら、3万円台という驚愕の低価格で宅録界隈に衝撃を与えたモデル。

かといって、サウンド面で大きく劣っているということもなく、入門用コンプとして初めてのアウトボードにも最適でしょう。

概要

・完全ディスクリート回路設計
・クラスAラインレベルアンプ
・カスタム設計のMIDAS製入出力トランス
・Neutrik製XLRコネクタのバランス型入出力
・ユニバーサル電源

技術仕様

・アタック:25uS~760uS
・リリース:80mS~670mS
・レシオ:4:1、8:1、12:1、20:1
・電圧:100~240V

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