楽曲制作(DTM)を長く続けていく上で避けて通れないのが“スランプ”。
この記事では、同人音楽作家向けに作曲のスランプを打破する5つの方法を、約20年音楽をやってきた私の経験をもとにご紹介したいと思います!
① インプットを増やす!
知らない曲を聴く
もっともオススメなのは、自分の知らない曲をできるだけ多く聴くことです。最近の曲でなくても構いません。国もジャンルも問いません。ボーカルのないインスト曲やクラシックでもOKです。
未知の曲は(既知の曲よりも)大きな刺激を脳にもたらし、作曲のインスピレーションも湧きやすいです。
曲を探す方法のひとつとしてYouTubeがあります。しかし、音楽以外のコンテンツも多くあり、曲に集中できない可能性があります。そこでオススメなのが「Apple Music」や「Amazon Music Unlimited」などのサブスクリプションサービス。
毎月数百円で数千万曲が聴き放題という圧倒的なコストパフォーマンス。加えて、アーティスト単位/アルバム単位で聴くことができるため、大量の曲をまとめて聴きたい今回のようなケースには最適です。
知らない曲を弾く
聴くだけでも十分刺激にはなりますが、このとき演奏しながら(楽譜を読みながら)行うと効果は倍増します。「楽器.me」や「J-Total Music」など、JASRACの許諾を受け無料でコード進行を公開しているサイトがあります。
こういったサイトを利用して、曲に合わせて演奏してみてください。そうすることで、自分の引き出しになかったコード進行が実践的に身につき、作曲のマンネリ解消につながるでしょう。
② アプローチを変える!
歌詞から作る
ほとんどの方は、曲先で(曲から先に)作っていると思います。しかし、毎回この方法で作っていると、似たようなメロディやコード進行になってしまいがちです。そんなときは、歌詞から曲を作ってみてはいかがでしょうか。これはこれで難しいのですが、いつもとひと味違う曲になりますし、作詞力も鍛えられます。
ジャンルを変える
同じジャンルの曲を作り続けているとマンネリ化してしまい、本人はもちろんリスナーも飽きてきてしまいます。たとえば、普段エレクトロニカを作っている方だったら、思い切ってシンセを封印してアンプラグドな曲を作ってみる等、新たなジャンルに挑戦してみましょう。新鮮な気持ちで制作に臨めますし、案外いい曲ができるかもしれません。
③ モチベーションを上げる!
機材を買う
楽器やソフト音源など新しい機材を購入すると、一時的ですがモチベーションが上がります。値段の高い機材であればあるほど「元を取らねば」という思考がはたらき、効果的かもしれません(?)
ライブに行く
コロナ禍のご時世なのでなかなか難しいかもしれませんが、プロの生演奏は音楽のやる気を大きく向上させます。好きなアーティストのライブであればなおさらです。ただ、これも効果は長続きしないので、熱が冷めないうちに制作にとりかかりましょう。
④ 退路を断つ!
イベントに申し込む
「コミックマーケット」「M3」「ボーマス」などの同人イベントに “新譜を出す前提で” 申し込みます。創作というのは、期限が決まっていないとなかなか完成まで到達しません。イベントは開催日が決まっていますから、それに間に合わせるため普段より高い集中力が発揮されます。
コンピCDに参加する
同じく期限があるため、必ず完成します。自分のCDの場合は最悪落としても自分だけの問題で済みますが、コンピCDの場合は主催者や他の参加者にも迷惑がかかりますので、より必死で作るでしょう。
⑤ 気分転換!
外に出る
狭い部屋でパソコンに向かっていても、なかなかいいメロディは降りてきてくれません。そんなときは、外に出て気分を変えましょう。新鮮な空気を吸い、美しい自然や景色に触れ、脳をリセットさせましょう。これも知っている所よりは、知らない所に行く方が刺激となり効果的です。
映画やドラマを観る
音楽以外の創作物からもインスピレーションを得ることはできます。気になる作品があれば積極的にチェックしておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
作曲のスランプを打破する5つの方法をご紹介しました。
ぜひ参考にしてみてくださいm(__)m