YAMAHA新製品UR12MK3/UR22MK3比較レビュー!旧モデルIXOシリーズとの違いは?

本日、YAMAHAから新たなオーディオインターフェイス「UR12MK3」「UR22MK3」が発表されました!

これらは、今までSteinbergブランドで親しまれてきたオーディオインターフェイス「IXOシリーズ」がYAMAHAブランドとしてリブランディングされたもので、高い品質と使いやすさを兼ね備えています。

この記事では、YAMAHA「UR12MK3」「UR22MK3」のおもな特徴や機能はもちろん、それぞれのモデルがどのようなユーザーに最適なのかをくわしくご紹介します!

目次

UR-MK3シリーズの誕生背景

今回発表された「UR-MK3シリーズ」は、旧モデルであるSteinberg「IXOシリーズ」や「UR-Cシリーズ」の優れた仕様をそのままに引き継ぎつつ、YAMAHAブランドとして提供される後継品番です。

特に「UR-Cシリーズ」は、最大32bit/192kHzの録音再生に対応し、USB3.0 (Type-C) 搭載、DSPミキサー/エフェクト機能など、高いコストパフォーマンスで、DTM初心者を中心にロングセラーを記録しました。「UR-MK3シリーズ」は、この系譜を受け継ぎ、さらに多くのユーザーに音楽制作の喜びを届けることを目指しています。

YAMAHA UR12MK3

おもな特徴

YAMAHA「UR12MK3」は、エントリーレベルの音楽制作者や配信者に最適な2入力/2出力のUSB-Cオーディオインターフェイスです。24bit/192kHzの高解像度での録音再生に対応しており、クリアで忠実なサウンドを実現します。

コンボ入力が1系統とTRS入力が1系統搭載されており、マイクと楽器を同時に接続することが可能です。また、モバイルに最適な小型軽量設計で、自宅での使用はもちろん、外出先での制作環境にも対応します。

付属ソフトと対応OS

「UR12MK3」には、デジタル・オーディオ・ワークステーション・ソフトウェア「Cubase AI」と、Steinbergが誇るVSTインストゥルメントやループセットの一部を無償で利用できる「Steinberg Plus Download Access Code」が付属しています。これにより、購入したその日から本格的な音楽制作環境を構築できます。

さらに、Mac、Windows、iPad、iPhoneといったマルチプラットフォームに対応しており、iOS端末と接続する際にはCC(クラス・コンプライアント)モードに自動で切り替わるため、複雑な設定なしにすぐに使用を開始できます。

配信機能とモニタリング

ライブ配信を行うクリエイターにとって重要なのが、「UR12MK3」に搭載されたループバック機能です。楽器の演奏音やPC上のサウンドを本機内でミックスし、配信することができます。

ループバックのON/OFFはハードウェア上のモニタースイッチで簡単にコントロールでき、各インプットにはミュートスイッチも搭載されているため、配信中にマイクだけをミュートするといった柔軟な対応も可能です。また、レイテンシーフリーのダイレクトモニタリングにより、快適なレコーディングや演奏環境を提供します。

YAMAHA UR22MK3

おもな特徴

YAMAHA「UR22MK3」は、「UR12MK3」よりもさらに幅広い用途に対応する2入力/2出力のUSB-Cオーディオインターフェイスです。こちらも24bit/192kHzの高音質録音再生に対応し、コンボ入力が2系統搭載されているため、2本のマイクやマイクと楽器など、2系統の入力を同時に使用できます。

これにより、弾き語りや対談ポッドキャスト、ステレオでの楽器録音など、より多様な音楽制作や配信のニーズに応えることが可能です!

付属ソフトと対応OS

「UR22MK3」も「UR12MK3」と同様に「Cubase AI」と「Steinberg Plus Download Access Code」が付属しており、購入後すぐに音楽制作を始められます。

Mac、Windows、iPad、iPhoneのマルチプラットフォームに対応し、iOS端末との接続時にはCCモードに自動で切り替わるため、手軽にモバイル環境での制作も行えます。

配信機能とモニタリング

「UR22MK3」も「UR12MK3」と同様に、配信に便利なループバック機能と、ハードウェア上のモニタースイッチによるON/OFF、各インプットのミュートスイッチを搭載しています。

レイテンシーフリーのダイレクトモニタリングにより、入力された音声を遅延なくモニターできるため、ストレスなく演奏や録音に集中できます。

UR12MK3 と UR22MK3 の比較表

スクロールできます
UR12MK3UR22MK3
価格 (税込)14,300円19,800円
入力端子コンボx1, TRSx1コンボx2
マイクプリ12
ヘッドフォン11
DSPエフェクトなし
対応OSMac, Windows, iPad, iPhone
録音再生品質24bit/192kHz
付属ソフトCubase AI, Steinberg Plus
ループバック搭載
カラーホワイト/ブラック

「UR-MK3シリーズ」の最大の魅力は、その高音質、手軽さ、モバイル性、そしてマルチプラットフォーム対応にあります。24bit/192kHz対応によるクリアなサウンドは、あなたの音楽を忠実に再現します。簡単なセットアップと直感的な操作性は、初心者でもすぐに使いこなせるように設計されており、技術的なストレスを感じることなく創作活動に集中できます。

また、小型軽量なボディは持ち運びに便利で、場所を選ばずに音楽制作や配信が可能です。Mac、Windows、iPad、iPhoneに対応しているため、お使いのデバイスに合わせて柔軟に利用できます。

さらに、Cubase AIとSteinberg Plusコンテンツが付属しているため、追加のソフトウェアを購入することなく、すぐに音楽制作を始められるのも大きなメリットです。

どちらを選ぶべき?

YAMAHA UR12MK3

ギターやボーカルなど、1系統の入力で手軽に音楽制作や配信を始めたい初心者、またはモバイル環境での利用を重視するユーザーに最適です。シンプルなセットアップで、すぐにクリエイティブな活動を開始できます。

YAMAHA UR22MK3

2系統の入力(マイク2本、またはマイクと楽器など)を同時に使用したいユーザー、例えば弾き語り、対談ポッドキャスト、ステレオでの楽器録音など、より幅広い制作・配信ニーズに対応したい場合に適しています。将来的に入力数を増やしたいと考えている方にもおすすめです。

同時発売URX-Cシリーズとは?

「UR-MK3シリーズ」と同時に「URX22C」「URX44C」が発表されました。こちらは「URX-Cシリーズ」と呼ばれ、つい先日まで販売していたSteinbergの「UR22C」と「UR44C」をYAMAHAの製品としてリブランドしたものです。

これらは、「UR-MK3シリーズ」の基本的な機能に加え、32bit/192kHzの高音質録音再生内蔵DSPエフェクトを搭載している点が大きな違いです。

「URX-Cシリーズ」にはカラーバリエーションがなく、ブラックのみとなっています。

YAMAHA URX22C

YAMAHA「URX22C」は、2入力/2出力のUSB-Cオーディオインターフェースで、「UR22MK3」と同様にコンボ入力が2系統搭載されています。しかし、URX22Cは32bit/192kHzでの録音再生に対応し、より高解像度なサウンドを実現します。

さらに、内蔵DSPエフェクト(Rev-Xリバーブ、Sweet Spot Morphing Channel Strip、Guitar Amp Classics)を搭載しており、レコーディングやモニタリング時にリアルタイムでエフェクトを適用できるため、快適な制作環境を提供します。

また、PC内の複数のオーディオアプリケーションのサウンドを同時にコントロールできるマルチオーディオストリームドライバーや、モニタリング用とは別に配信先に届けるバランスを調整するストリーミングミックス機能など、ハイレベルな配信機能も備えています。

YAMAHA URX44C

YAMAHA「URX44C」は、4入力/4出力のUSB-Cオーディオインターフェースで、4つのコンボ入力と2つのヘッドフォン出力を備えています。

これにより、複数のマイクや楽器を同時に接続してバンド録音や複数人でのポッドキャストなど、より大規模な制作に対応できます!

「URX22C」と同様に32bit/192kHzの高音質録音再生と内蔵DSPエフェクトを搭載しており、プロフェッショナルな現場でも活躍できる性能を持っています。

まとめ

YAMAHA「UR12MK3」「UR22MK3」は、音楽制作やライブ配信を始める方にとって、非常に魅力的なオーディオインターフェイスです。

どちらのモデルも高音質、使いやすさ、そして充実した機能を備えており、あなたのクリエイティブな活動を強力にサポートします。あなたのニーズに合わせて最適なモデルを選び、今日から音楽の世界へ飛び込みましょう!

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