Steinberg新製品IXO12/IXO22比較レビュー!URシリーズとの違いは?

Steinberg(スタインバーグ)から新USBオーディオインターフェイス「IXO12」「IXO22」が発表されました。カラーバリエーションはブラック(B)とホワイト(W)の2色。セットモデルとして「IXO Podcast Pack」「IXO Recording Pack」もラインナップ。1/27(土)に発売開始となりました。

この記事では、発売されたばかりの「IXO12」「IXO22」の特徴や、同社の過去製品であるURシリーズとの違いについて、わかりやすく比較解説していきたいと思います!

The New IXO Series | Ultra mobile USB-C Audio InterfacesThe New IXO Series | Ultra mobile USB-C Audio Interfaces
目次

IXO12/IXO22 製品概要

IXO12IXO22
外観
マイク入力1
2
ライン入力12
Hi-Z入力11
ライン出力22
ヘッドフォン出力11
接続方式USB Type-CUSB Type-C
ビットレート24bit(最大)24bit(最大)
サンプリングレート192kHz(最大)192kHz(最大)
ダイナミックレンジ106dB106dB
寸法158x47x102mm158x47x102mm
重量450g450g
定価(税込)¥14,300¥19,800

「IXO12」「IXO22」は、2入力2出力のUSB(2.0)Type-Cオーディオインターフェイス。最大24bit/192kHzでの高音質録音と再生が可能。マルチプラットフォーム対応なのでWindowsやMacなどのPCはもちろん、 iPhoneやiPadでも使用できます(Androidは不可)。

Lightning端子のあるiPhone/iPadとの接続には、Lightning-USB3カメラアダプタ(別売)や、電源供給用のUSB電源アダプター(別売)などが必要です。

IXO Podcast Pack

IXOシリーズには単品販売のほか、バンドル製品もラインナップされています。

「IXO Podcast Pack」はコンデンサーマイクなどがセットになった配信向けパック。ポッドキャストの作成やSNS コンテンツでのオーディオ作成に最適なソフトウェア「WaveLab Cast」も付属。定価(税込)は¥28,600。

  • IXO12 B
  • マイク(ST-M01)
  • マイクスタンド
  • マイクホルダー
  • マイクケーブル
  • ポップガード

付属ソフト

  • Wavelab Cast
  • Cubasis AI
  • Cubase LE

IXO Recording Pack

「IXO Recording Pack」はコンデンサーマイクにヘッドフォンなどがセットになったレコーディング用パック。世界標準のオーディオマスタリングソフトウェアの簡易バージョン「WaveLab LE」も付属。定価(税込)は¥34,100。

同梱品

  • IXO22 B
  • マイク(ST-M01)
  • ヘッドホン(ST-H01)
  • マイクホルダー
  • マイクケーブル

付属ソフト

  • WaveLab LE
  • Cubasis AI
  • Cubase LE

IXO12/IXO22の違いは?

IXO12(上)とIXO22(下)の比較


「IXO12」と「IXO22」最大の違いはマイクプリアンプの搭載数です。マイクプリアンプとは、入力端子に繋いだマイク信号やライン信号を増幅する回路のことで、録音品質を大きく左右する重要部位。前面のコンボジャック(XLR/TRS)にこれが搭載されています。

歌ってみたや弾いてみた(ギター)などのモノラル録音ならマイクプリが1機の「IXO12(上)」でOKです。しかし、キーボードやシンセサイザーなどのステレオ録音やマイクを2本同時に使った録音は「IXO22(下)」でなければ行えません。注意してください。

【IXO22のみ】モノラルとステレオの切り替えは「MONITORスイッチ」で行います。入力1/2を個別チャンネルとして扱う場合は MONO(中央)に、ステレオとして扱う場合はSTEREO(右側)に設定します。

また、「IXO22」はスピーカーとヘッドフォンの音量を個別に操作できる一方、「IXO12」は同じツマミで調整する(連動する)仕様のようです。これはちょっと不便かもしれません。

このような機能の違いから、定価(税込)は5,500円の差があります(IXO12:¥14,300/IXO22:¥19,800)。

UR12/UR22Cとの比較

今回のIXOシリーズと2019年に発売されたURシリーズと最大の違いは、本体重量がとても軽くなった(450g)点です。

「UR12」が850g、「UR22C」が1,000gだったので約半分ですね。自宅据え置き用から持ち運びに特化したオーディオインターフェイスとして進化していると言えます。

クラスコンプライアントにも対応(iOS接続時)していますから、ドライバのインストールなど面倒な準備をすることなくすぐに使い始めることができる点も良いですね。

IXOシリーズにはDSPエフェクト機能MIDI端子がありません。製品価格はIXOもURも同じなので、自宅で使うならURシリーズの方がオトクかもしれません。

まとめ

Steinberg(スタインバーグ)の新製品「IXO12」「IXO22」の紹介記事でした!

ぜひ購入前の参考にしていただければと思いますm(__)m

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