本日2025年10月15日(水)、待望の鏡音リン・レン新ボイスライブラリー「鏡音リン・レンNT」が発売されました!
というわけで、早速インストールして使ってみたので、今回はその感想を書いていきたいと思います!

Piapro Studio NT2を使いこなせ!

「鏡音リン・レンV4X」までは、YAMAHA社の「VOCALOID Editor」上でも調声が可能でした。これがとても使いやすくて愛用していたのですが、NTは「Piapro Studio NT2」上でしか使うことができません。

「Piapro Studio」自体は10年以上前からあるソフトなので、普段からこれで調声してきた方は普通に馴染めると思います。しかし、「VOCALOID Editor」で調声してきた方は慣れるまで苦労するかもしれません。私がまさにこのパターンで、いろいろ優れた機能があると思うのですが、まだ全然使いこなせていません。
なので、NTを使いこなすためには、まず「Piapro Studio NT2」の全容を理解して操作に慣れる必要があると感じました。
今まで一度もリンレンを扱ったことがない方は、V4Xの方が素直で調声しやすいと思います!
リンレンNTの使い方は難しい?
かねてより、私は「ボカロの調声はベタ打ちでよい」と主張してきました。AppendやV4Xなどのアップデートを経て、細かい調声を行わなくても十分上手に歌えるように進化したからです。

しかし、今日NTを(1~2時間ですが)使ってみてどうもそれでは厳しいな~と感じました。
歯切れがよくハキハキとした明瞭な発音ではあるのですが、それゆえに音と音のつながりが不自然というか、滑らかでない印象を受けました。
子音は良いと思うけど母音が…?な感じで、これは多分Consonant Rate(子音)とかAttack Speed(母音)とかをいじれば良くなるかも?
ともかく「Piapro Studio NT2」の機能をちゃんと理解して活用すれば改善できるかと思われますので、ちょっと研究してみます。

レンNTがいい感じになる?設定

【追記:10/20】数日いろいろやってみた結果、この4つのパラメーターを以下の設定にしてみたところ、モゴモゴした感じが解消され抜けの良いボーカルになりました。ただ、あくまで私の好みなので、みなさんもいろんな数値で試してみてください。
なお、これもレン(LEN NT Original+)の歌声についての話です。リンはまた変わってくると思います。
- ① Automatic Controlを弱めに適用
- ②Attack Speedを30~50%上げる
- ③Super Formant Shifterを10~20%上げる
- ④Voice Voltageを10~20%上げる
やはりConsonant Rate(子音)とAttack Speed(母音)が重要っぽいです。前者はAutomatic Controlを適用することでいい感じに自動調整されますが、後者はそれが行われないため自分で調整する必要があります。上げすぎると子音に影響を及ぼすので要注意です。
【追記:11/25】さらに1ヶ月触ってみて最終的に、②Attack Speed30% ③Super Formant Shifter20% ④Voice Voltage10% で、過去のれれれP楽曲に近い声になったので今後はこれで行こうと思います。ただ、それでも歌いまわしの細かい修正は必要で、ベタ打ちでOKとはなりません。
ベタ打ちだとこうなる「イケ恋歌 -NEW TYPE-」
発売日当日、私の代表曲「イケ恋歌」のNTリメイク版「イケ恋歌 -NEW TYPE-」を投稿しました。かれこれ2週間くらい前からオケの作り直しを始めてこの日のために準備していました(笑)。
爆速でミックスや動画作成なども行ったので、これはベタ打ちの歌唱です。ただ、「Super Formant Shifter」と「Voice Voltage」をそれぞれ10くらい上げてやや抜けを良くしてます。
オケに使ったソフト音源は、ギター:MusicLab「Real Strat 6」、ベース:IK Multimedia「MODO BASS 2」ドラム:XLN Audio「Addictive Drums 2」です。どちらかというとこっちの方(オケ)に労力を割いているので聴いてもらいたいです(笑)。
まとめ
取り急ぎ「鏡音リン・レンNT」発売日当日の使用感レビューでした!これからじっくり触っていって使いこなせるようになりたいと思いますm(__)m



