自作PCというと高額になりがちなイメージがありますが、実は3万円台(OS含まず)でも十分な性能を持つPCを組むことができます。本記事では、コストを抑えつつも快適に動作する高コスパPCの構成を紹介します!
今回紹介する構成は、日常的な作業(Web閲覧、動画視聴、Officeソフトの利用)に加え、軽いゲームや簡単な動画編集にも対応可能な性能を持っています。さらに、後々グラフィックボードを追加することで、ゲーム性能を向上させることもできます。
この価格で、6コア12スレッドのCPUを搭載し、16GBメモリとNVMe SSDも備えた高コスパなPCが完成します。それでは、各パーツについて詳しく見ていきましょう!

予算3万円台PC 構成例

パーツ | 製品名 | 価格 |
---|---|---|
CPU | AMD Ryzen5 5500GT | ¥18,980 |
マザボ | ASUS PRIME A520M-E | ¥4,290 |
メモリ | CFD D4U3200CS-16G | ¥3,159 |
SSD | Crucial P3 500GB | ¥5,780 |
電源 | 玄人志向 KRPW-L5-400W | ¥4,480 |
ケース | ZALMAN T8 | ¥3,203 |
合計 | ¥39,892 |
こんな人におすすめ!
✅ 低予算で高性能なPCを作りたい
✅ Webブラウジング・動画視聴・Office作業がメイン
✅ 将来的にグラボを追加してパワーアップしたい
CPU (Ryzen5 5500GT)

CPUは、AMDの「Ryzen5 5500GT」を選択しました。
- 6コア12スレッドで、日常作業から軽いクリエイティブ作業まで対応
- 内蔵グラフィックス搭載で、グラボなしでも映像出力が可能
- 動作周波数4.4GHz(ブースト時)で快適動作

内蔵グラフィックスを搭載しているため、グラフィックボードなしでもそのままディスプレイに接続して使用可能なのが大きなメリットです。将来的にGPUを追加することで、さらに性能を向上させることもできます。
マザボ (PRIME A520M-E)

マザーボードには、「ASUS PRIME A520M-E」を選択しました。
- Ryzen 5000シリーズ対応(BIOSアップデート不要)
- 必要十分な機能を持つエントリーモデル
- microATXサイズで省スペースに収まる
B550やX570のような上位チップセットは不要なため、コストを抑えつつ安定性のあるA520を選びました。
メモリ (CFD D4U3200CS-16G)
メモリはCFDの16GBモデルを選びました。
- シングルスティックで、将来の増設が容易
- 動作クロック3200MHzでRyzenとの相性が良い
- 3,000円台で購入でき、コスパが高い
8GBでも動作は可能ですが、快適性を考慮して16GBを推奨します。マザボ「ASUS PRIME A520M-E」のメモリスロットは2本あるので、将来的に増設することも可能です。
SSD (Crucial P3 500GB)
ストレージには 「Crucial P3 500GB」を選びました。
- NVMe接続でSATA SSDより高速
- 500GBあればOSやアプリをインストールしても余裕あり
- コスパ抜群のCrucial製品
電源:玄人志向 KRPW-L5-400W
電源は、コスパの良い 玄人志向の400W電源を採用しました。
- 80PLUS認証で効率よく電力を供給
- Ryzen 5 5500の構成で 十分な電源容量(400W)
- 価格を抑えながら 安定性も確保
将来的にグラフィックボードを追加する場合は、電源のアップグレードも検討すると良いでしょう。
PCケース:ZALMAN T8
PCケースはZALMAN T8を選びました。
- 価格が安いながら、しっかりした作り
- エアフロー設計が優秀で冷却性能も十分
- microATX / ATX対応で拡張性があり、将来的にアップグレードも可能
特にエアフローが良い点が魅力で、サイドパネルのメッシュデザインにより、エアフローを確保しながらホコリの侵入を防ぎます。
ベンチマークと使用感

ベンチマークテスト
テスト | スコア / 結果 |
---|---|
Cinebench R23(マルチコア) | 10,119pts |
Cinebench R23(シングルコア) | 1,359pts |
CrystalDiskMark(SSD速度) | 読込:3600MB/s 書込:1900MB/s |
このスコアは 一般的な事務作業や動画視聴、軽いゲーム には十分な性能を示しています。
使用感レビュー

- WebブラウジングやOffice作業 → 非常に快適
- 動画視聴(YouTube 4K)→ スムーズな再生が可能
- 軽いゲーム(Minecraft, Apex低設定)→ プレイ可能
- 動画編集(簡単なカット編集)→ 軽作業なら問題なし
特に NVMe SSDの影響でOSの起動が高速 になり、全体的にサクサク動作する印象でした。
まとめ
予算3万円台で組む高コスパPCの総評
今回の構成で、3万円台ながら非常に快適なPCを組むことができました。特に Ryzen 5 5500GT + 16GBメモリ + NVMe SSD の組み合わせは、追加のグラボなしでも基本的な用途をカバーできる点が大きなメリットです。
このPCは日常用途+αを求める方に最適な構成なので、コスパ重視で自作PCを検討している方はぜひ参考にしてください!
さらに性能を上げるなら?
💡 グラフィックボードを追加 → ゲーム性能UP!
💡 SSDを1TBに変更 → ストレージの余裕UP!
💡 電源を500W以上に変更 → グラボ追加時の安定性UP!
おわりに
この記事では、予算3万円台で組めるコスパ最強の自作PC を紹介しました。
この構成なら、日常用途はもちろん、軽いクリエイティブ作業やゲームにも対応可能です。
初めての自作PCにもおすすめなので、ぜひ挑戦してみてください!