カンタン!音声ファイル WAV/MP3 のサイズ計算機

長時間の録音や高品質なオーディオを扱う場合、想定以上にファイルサイズが大きくなり、保存や転送に時間がかかってしまった経験はありませんか?

音声ファイルの代表的なフォーマットとしてWAVMP3があります。WAVは非圧縮の高音質なファイル形式で、音質が劣化しない一方、ファイルサイズがとても大きくなります。一方、MP3は圧縮されたフォーマットで、サイズは小さくなりますが、音質の劣化が伴うことがあります。

本記事では、これらの音声ファイルのサイズの計算方法について、初心者の方でもわかりやすく解説します。後半では、WAVデータとMP3データのファイルサイズの自動計算機を掲載しています。

目次

音声ファイルのサイズを決める要素

① サンプリング周波数

サンプリング周波数とは、1秒間に何回音をデジタル化するかを示す値です。一般的なサンプリングレートの例として、CD品質の 44.1kHz(44,100回/秒)や、映像制作でよく使われる48kHz などがあります。サンプリングレートが高いほど、音の再現性が向上しますが、ファイルサイズも増加します。

② ビット深度

ビット深度とは、1サンプルあたりのデータ量を示す値です。例えば、CD品質では 16bit、プロフェッショナルな音楽制作では 24bit が一般的です。ビット深度が高いほど、より細かい音のニュアンスを表現できますが、ファイルサイズも増加します。

③ チャンネル数

音声ファイルには、モノラル(1チャンネル)とステレオ(2チャンネル)があります。ステレオは左右の音を独立して記録するため、モノラルの2倍のファイルサイズになります。

④ 再生時間

音声の長さは、ファイルサイズに直接影響を与えます。同じ設定であれば、録音時間が長くなるほどファイルサイズも大きくなります。

⑤ 圧縮の有無(WAV vs MP3)

WAVファイルは非圧縮であるため、すべてのデータが保持されており、ファイルサイズは大きくなります。一方、MP3ファイルは圧縮されており、ビットレート(128kbpsや320kbpsなど)によってサイズが大きく変わります。ビットレートが高いほど音質が良くなりますが、ファイルサイズも増加します。

WAVファイルのサイズ(容量)計算機

①サンプリング周波数(kHz) ②ビット深度(bit) ③モノラル/ステレオを選択し、最後に④時間(秒)をスライダーで設定してください(最大10分)。ビットレート(kbps)とファイルサイズ(MB)が自動で算出されます。

※計算結果は目安です

MP3ファイルのサイズ(容量)計算機

①ビットレート(kbps)を選択し、②時間(秒)をスライダーで設定してください(最大10分)。ファイルサイズ(MB)が自動で算出されます。

※計算結果は目安です

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