UJAMは「より良い音楽を、よりはやく」をミッションとして掲げる海外のプラグインメーカー。直感的に操作できる分かりやすいUIが特徴で、これまでリリースしてきた数々のソフト音源は日本でも高い人気を誇っています。
UJAMの「Virtual Guitaristシリーズ」は、トップスタジオクオリティのギター演奏を素早く仕上げることができるギター音源。現在までに、2種類のアコギ音源「AMBER 2」「SILK 2」と、3種類のエレキ音源「CARBON」「IRON 2」「SPARKLE 2」がリリースされています。
Virtual Guitarist CARBON 概要
今回紹介する「Virtual Guitarist CARBON」は、ドロップチューニングされた重厚な8弦ギター音源で、ヘヴィメタルのみならずゲームや映画のサウンドトラック、エレクトロミュージックのバッキングなど様々なシーンに適応します。
サウンドはクリーントーンで収録されており、ハイゲインなディストーション・サウンドをエミュレートするウルトラアンプ機能で基本となるギターサウンドを作成。そして、ディレイ、リバーブ、EQ、コンプレッサー、ディストーションなど、20種類のエフェクト・アルゴリズムを集約したFINISHERマルチエフェクトにより、ギターサウンドの枠を超えた非現実的なサウンドデザインを施すことができます。
実際のギターで行うと膨大な機材が必要となるサウンドデザインを、70種類以上のプリセットとモジュレーションホイールを操る指1本でリアルタイム制御を実現。最大4人のギタリストによるユニゾン演奏の再現、バーチャルステージ上での奥行きやステレオ感、セパレーションの調整にも対応します。
Virtual Guitarist CARBON おもな機能
- 50種類のスタイルで収録されたフレーズをキースイッチで演奏するPlayerモード
- 3つのアーティキュレーションにより自由な演奏が可能なInstrumentsモード
- アンプ / キャビネット / ディストーションなどを統合した5種類のウルトラアンプ
- CARBON 専用に最適化されたEQを制御するFocusノブ
- マルチモード24dBシンセサイザーフィルターを制御するFilterノブ
Virtual Guitarist CARBON 基本的な使い方
上部のメニューからファクトリープリセットが選択できます。まずはこの中からイメージに近いものを探すのがよいでしょう。搭載されている様々なノブによってエフェクトのかかり具合や音の広がりなどを調整できます。
「Playerモード」は、キースイッチによって演奏するフレーズを指定するモードです。「COMMON PHRESES(C1-F2)」は全プリセット共通の、「STYLE PHRASES(F#2-F3)」は各プリセット固有のフレーズです。「PLAY RANGE」で演奏する音の高さを指定します。
「Instrumentsモード」では、「ARTICULATIONS(C2-F3)」でアーティキュレーションが指定できます。あとは自分の好きなフレーズをDAWに打ち込んでいきます(F#3-F#6)。