パソコン使用中に突然画面が暗転し操作できなくなるというトラブルに見舞われました。
結論から言うと、原因はNVIDIAのドライバーでした(今回の場合)。この記事では、「NVIDIA LocalSystem Container サービス」に関するエラーを解決した方法について解説します。
おもな症状
- PC使用中に画面が真っ暗になりそのまま復帰しない
- 負荷のかかり具合にかかわらず突然発生する
- グラボやケースファンは回りつづける
- 電源ボタン長押しで強制終了させるしかない
- この状態で再起動すると電源は入るが画面は映らない
- BIOSが立ち上がらない/BEEP音が鳴らない
- 電源ケーブル等を抜いてしばらく放電すると治る
PCパーツ構成
- CPU:Ryzen5 5500 / AMD
- マザー:A520M-A PRO / MSI
- グラボ:GeForce RTX 3060 12GB / ASUS
- メモリ:DDR4-3200 16GB / Silicon Power
- SSD:500GB / crucial
- OS:Windows 10 Pro
イベントビューアーに大量のエラー (7023/7031)
イベントビューアーで、症状が発生した時間のログを確認してみると、イベントID:7023と7031のエラーがびっしりと残っていました。「NVIDIA LocalSystem Container サービス」にトラブルが起きているようなので、これを直す必要がありそう。
NVIDIA LocalSystem Container サービスは、次のエラーで終了しました:
一般的なコマンド実行可能ファイルからエラーを示す結果が戻されました。
NVIDIA LocalSystem Container サービスは予期せぬ原因により終了しました。
このサービスの終了はX回目です。次の修正操作がXXXXミリ秒以内に実行されます: サービスの再開。
今回のケースがそうかは断定できませんが、WindowsアップデートによるドライバとNVIDIAが直接配布するドライバが競合すると、このような症状が出ることがあるらしい。
Display Driver Uninstaller (DDU)でドライバ削除
このトラブルを解決する正攻法は「Display Driver Uninstaller (DDU)」というソフトウェアによって、グラフィック関連のドライバを完全に削除することだそう。
ですが、今回は症状が重くこの操作中にまたブラックアウトして余計めんどくさいことになる可能性もあったため、この方法はとりませんでした。
OSのクリーンインストール
重要なデータも入っていないので、思いきってOSごとインストールし直す(クリーンインストール)ことに決めました。ついでにWindowsを10から11にアップグレード。
これ以降、画面が表示されなくなるトラブルは発生していません!
ただ、普通はデータが消えたら困ると思うので、まずはDDUによるドライバ削除から試してみてください。