【痛くなかった】水平埋伏智歯(親知らず)の抜歯体験談!

2023年12月20日(水)、右下の親知らずを抜歯しました。

今回抜いたのは「水平埋伏智歯(すいへいまいふくちし)」という横向きで歯肉の中に完全に埋まっているタイプの親知らずです。難度の高い手術であり一般歯科では行えなかったため、紹介状を書いてもらい大学病院内の口腔外科行いました。

この記事では、私の体験をもとに感じたことや気を付けたいことについて解説します。これから「水平埋伏智歯」の抜歯手術を受ける方の不安を、少しでも解消できればと思います。

目次

親知らずの抜歯は痛い?

まず、みなさんがもっとも不安に思っていることは「痛みはないのか?」という点だと思います。結論から言うと、抜歯中に痛みを感じることは一切ありませんので安心してください。

これは通常の歯科治療に用いられる湿潤麻酔よりも強力な伝達麻酔を使用したからだと思います。また、麻酔を打つ際の痛みを気にされる方もいるかと思いますが、これも私は感じませんでした。

抜歯後はその部位がぽっかりと大きく開いています。そのままだと、食事に支障が出たり傷がきれいに治らなかったりするので、手術の最後にはその空洞を糸で縫い閉じます。もちろんこれも痛みはありません。抜糸は1週間後の12月27日(水)に行いましたがこれも無痛です。

親知らずの抜歯は怖い?

あとは単純に「怖い」と感じる方もいると思います。水平埋伏智歯は様々な器具を使って少しずつ歯を分割して抜いていくので、通常の歯科治療よりも大がかりです。バキバキという歯を割る音も聞こえるので恐怖感は確かにありました。

しかし、さきほども述べた通り、痛みは一切ありませんし、目隠しがされているため器具が視界に入ることもありません。もし、術中に何かあれば手を挙げて中断することも可能です。30分くらいで終わるはずですからがんばって耐えましょう。

抜歯にかかった費用は?

上の画像は実際の診療明細書と請求書兼領収書です。12/13(水)の初診でレントゲン撮影と日程決め。3割負担で2,070円。

1週間後の12/20(水)に抜歯。5,050円と想像以上に安く済みました。合計しても7,120円なので、保険のありがたさを痛感します。

抜歯後大変だったこと

術後にもらった案内

さて、本当につらいのは抜歯後かもしれません。

まず、数時間は血が滲み続けるので、それを止めるための小さいガーゼを多めに用意しておくといいでしょう。私の場合は帰る際に歯科衛生士さんが何枚かくれたので助かりました。

この日は食事できる状況ではないと思うので、手術前に可能な限りたくさん食べておくことをオススメします。

処方された2種類の薬

麻酔が完全に切れたのは4~5時間後くらいだったと思います。切れた後もその部位は痛くありませんでした。しかし、次第に右顎全体がじんわり痛くなってきて腫れも若干ありました。この期間は3~4日間くらいだったでしょうか。処方された痛み止め(ロキソプロフェンNa)や抗生物質(セフカペンピボキシル塩酸塩)などでしのぎます。

また、最初の3日間くらいはまともな食事ができませんでした。抜歯していない側で噛めと言われますが、顎を動かすこと自体が痛いので難しいです。なので、ひたすらおかゆを食べるというか飲む感じでした。ただ、食欲がそもそも大きく減退しているので、おかゆ生活でもさほどつらさは感じませんでした。

抜糸後には顎の痛みも完全になくなり、ほぼ元通りの食事ができるようになりました。なお、数週間は傷口に食べかすが溜まりやすくなりますが、自然と取れるので無理に取らないようにしてください。

まとめ

これから水平埋伏智歯の抜歯手術を受ける方に向けて、私の体験を可能な限り詳細にお伝えしました。この記事で術前の不安が少しでも解消できればと思います。

さて、抜歯から今日でちょうど1ヶ月です。歯肉はまだジュクジュクした感じで完全に治るまではもうしばらくかかりそうです(笑)

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