H670・B660・H610 / Intel第12世代用マザーボードの違いと比較!

Intel第12世代CPU「Alder Lake」が発売され間もなく2か月となります。「Alder Lake」対応のチップセットは、これまでハイエンドのZ690のみであり、マザーボード価格は安いモデルでも3万円以上と高めでした。

しかし、このたび廉価版となるミドルクラスのH670B660、エントリークラスのH610が発売されます。

この記事では、これら4種類のチップセットをわかりやすく比較していきたいと思います!

目次

チップセット比較表

Z690H670B660H610
メモリDDR5 or 4DDR5 or 4DDR5 or 4DDR5 or 4
CPUOC×××
メモリOC××
CPUバスDMI4.0x8DMI4.0x8DMI4.0x4DMI4.0x4
CPU PCIe5.01x16or2x81x16or2x81×161×16
CPU PCIe4.01×41×41×4×
PCIe4.0(16G)12126×
PCIe3.0(8G)161288
USB3.2(20G)422×
USB3.2(10G)10442
USB3.2(5G)10864
USB 2.0 14141210
SATA(6G) 8844

全モデルでDDR4メモリが使える!

まず、どのモデルもDDR5/DDR4両方のメモリが使えます
DDR5メモリは非常に高価ですし、なにより品薄ですから、これはかなりうれしいですね!

Z690 (ハイエンド)

現行の最上位モデルです。CPU・メモリ両方のオーバークロックをしたい場合はこれ一択です。拡張性も群を抜いており、周辺機器を多く使用したいユーザー向けです。価格は3万円~。

H670 (アッパーミドル)

1月5日発売予定のアッパーミドルモデルです。オーバークロックはメモリのみで、CPUはできません。Z690と比べるとやや拡張性は劣りますが、それでも普通に使う分には十分すぎるスペックと言えます。想定価格は2~3万円。

B660 (ミドル)

1月5日発売予定のミドルモデルです。オーバークロックはCPU・メモリともに不可ですが、オーバークロックをしないユーザーにとっては、価格を抑えつつそれなりに拡張性もあるちょうどいいモデルではないでしょうか。私だったらこれを買います。想定価格は2万円前後。

H610 (エントリー)

1月5日発売予定の最廉価モデルです。オーバークロックは不可で、PCIe4.0が非搭載です。PCIe4.0が使えないのは正直かなり残念ですが、とにかく安く組みたい方の選択肢として有力です。想定価格は1~1.5万円前後。

各社ラインナップ

各社から発売されるH670・B660・H610マザーボード一覧です(22/01/06調べ)。
どのメーカーもミドルモデルであるB660にもっとも力を入れているようです。
H670やH610は発売しないメーカーもあります。

ASUS

TUF GAMING H670-PRO WIFI D4
PRIME H670-PLUS D4

ROG STRIX B660-F GAMING WIFI
ROG STRIX B660-I GAMING WIFI
TUF GAMING B660-PLUS WIFI D4
TUF GAMING B660M-PLUS D4
PRIME B660M-A D4
PRIME B660M-E D4
PRIME B660-PLUS D4

PRIME H610M-A D4

ASRock

H670 Steel Legend
H670 PG Riptide
H670M Pro RS
H670M-ITX/ax

B660 Steel Legend
B660M Steel Legend
B660 Pro RS
B660M Pro RS
B660M Phantom Gaming4
B660M-HDV
B660M-ITX/ac

H610M-HDV/M.2
H610M-ITX/ac

GIGABYTE

B660 AORUS MASTER
B660M AORUS PRO AX
B660M AORUS PRO DDR4
B660I AORUS PRO DDR4
B660M DS3H DDR4
B660M DS3H AX DDR4
B660M D3H DDR4
B660M D2H DDR4

H610M S2H DDR4
H6101 DDR4

MSI

MAG B660 TOMAHAWK WIFI DDR4
MAG B660M MORTAR WIFI DDR4

BIOSTAR

B660GTQ
B660GTN
B660GTA
B660MX-E

H610MH
H610MX-E

まとめ

Intel第12世代CPU「Alder Lake」対応チップセット搭載マザーボードの比較記事でした。
参考にしていただければ幸いですm(__)m

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