先日、SONY「MDR-Z1000」のケーブルを「MOGAMI2534」でリケーブルしました!
この記事では、リケーブルの方法や使用した材料、音質の感想等をまとめています。
はじめに
私はモニターヘッドフォンとして、10年以上SONYの「MDR-Z1000」というモデルを使用しています。音質については現在も不満はないのですが、長年の使用による経年劣化で断線が起きており、音が途切れることがありました。
ヘッドフォンのリケーブルには以前から興味があり、加えて自作ケーブルも一度やってみたかったので、今回は「自作のヘッドフォンケーブル作り」にチャレンジしてみたいと思います!
リケーブル
リケーブルとは、ヘッドフォンやイヤフォン付属のケーブルを別のケーブルに交換することです。
これにより、音質の向上が見込めます。
用意した材料
<材料>
・ケーブル(MOGAMI 2534)…3m
・TRSフォンプラグ(ACPS-GN)…1個
・ステレオミニプラグ(KS3PC-AU)…1個
・はんだ(KESTER44)…適量
合計金額は¥1,460(サウンドハウス価格)でした。
<工具>
・はんだごて
・ニッパー
・ラジオペンチ
ケーブル
今回選んだケーブルは、業界標準(らしい)の「MOGAMI2534」です。付属ケーブルが3mなので3mで作ります。1mあたり180円という衝撃の安さに若干不安を感じますが、とりあえずこれで作ってみます。
プラグ
プラグはインターフェイス側はTRSフォンで、ヘッドフォン側はステレオミニです。
両方ともAMPHENOL製を使用します。
はんだ
はんだは、これまた業界標準らしい「KESTER44」を使用します。
作り方
詳細な方法については、様々なサイトで説明されているため、ここでは簡潔にまとめます。
① 黒の被覆を1~2cm程度ニッパーで剥きます。
② 青線2本、白線2本、シールドが出てきます。
青線同士、白線同士、シールドをそれぞれ指でよじってまとめます。
③ プラグカバーとビニールチューブを通します。
④ ペンチで金具を広げはんだ付けしやすいようにします。
⑤ 青線=HOTをTIP、白線=COLDをRING、シールド=GNDをSLEEVEへはんだ付けします。
⑥ ペンチで金具をかしめます。
⑦ チューブとカバーをかぶせ片側完成。
⑧ 反対側も①~⑦の工程を行い完成。
完成品
というわけで完成しました!
付属ケーブル(左)と比べると、「MOGAMI2534(右)」の太さは倍くらいあります。
よって、取り回しは非常に悪化しましたが、まぁ持ち運ぶわけでもないので…良しとします。
音の感想
肝心の音質変化ですが、明らかに良くなりました。
まず、低域から中域にかけて線が太くなり、重心が下がりました。加えて、高域のザラつきが緩和され、解像度や楽器同士の分離が向上しました。
付属ケーブルも決して悪いサウンドではありませんでしたが、この音を知るとどうも軽く感じてしまいます。
正直、ここまで変化するとは思っていなかったので驚きです。しかも材料費1500円ですから、コスパ最高です。
スピーカーや他の機材に使っているケーブルも順次変えて行こうと思います。
まとめ
いかがでしたか?
MOGAMI2534で行うヘッドフォンのリケーブル記事でした。
参考にしていただければと思いますm(__)m